小笠原滞在二日目は板長さんの戦跡ツアーに参加してきました。(ネタバレしているので楽しみにとっておきたい人は見ない方がいいかもしれません!)
まずは戦跡ツアーの申し込み
小笠原の戦跡ツアーは板長さんこと田中善八さんが第一人者との情報をネットで入手し、申し込みました。申し込みは電話でしたが、お昼すぎにかけると板長さんにそのままつながり、「今ツアー中だから6時ごろまたかけて」とのこと。
朝から夕方過ぎまで戦跡ツアーをやっているので、戦跡ツアーを予約しようと思っている方は遅い時間のほうがよさそうです。もしくはおがさわら丸が入港していない曜日だときっとつながりやすいと思います。
板長さんのサイトはこちら
http://hakara-me.com/
宿泊先に直接車で迎えに来てくれるので宿泊先と名前、電話番号を伝えます。これで予約は完了。
小笠原戦跡ツアーの服装・持ち物
戦跡ツアー当日はかなり歩きます。足元も日本軍が歩いた道を実際に歩きます。イメージは登山道です。スニーカーは必須で、もし可能ならばトレッキングシューズがあると足の裏が疲れません。ちなみに私が参加した当日は全員スニーカーでした。(トレッキングシューズは持ち運びする時に重たいですもんね)
服装に関しては気温も高いので短パンTシャツで行きたい所ですが、木や草がおいしげった林の中を歩くのでけっこう体にばしばし当たります。また、歩く場所は板長さんがその昔消毒して回ったらしく蚊がいないとおっしゃっていましたが、実際はほんの少しだけいたようで私は1箇所刺されました。ですので、長袖長ズボンのほうが快適だと思います。ただ、歩いているとかなり暑くなってくる点はご留意ください。タオルはあったほうがいいです。
森の中を歩くので直射日光は少ないですが暑さ対策、頭部の保護のために帽子もあったほうがいいと思います。
飲み物に関しては板長さんが500mlのお茶のペットボトルをくれるのでそれで十分だと思います。また、暗い壕の中を歩くことがけっこうありますが懐中電灯は板長さんが渡してくれるので持参しなくて大丈夫です。
小笠原戦跡ツアーの様子(ネタバレ注意)
当日の朝9時ごろに板長さんが車で宿泊先を回ってピックアップしてくれます。そしてここが戦跡ツアーのスタート地点の夜明山の入り口です。
戦跡ツアーのエリアは小笠原諸島森林生態系保護地区に指定されています。また、認定のガイドさんがいないと立ち入ることができないそうです。
こちらが戦跡ツアーガイドの板長さんです。イケメン。ここから壕の中に入っていきます。
壕の内部です。もちろん電気はないので懐中電灯の明かりが頼りです。小笠原は地層が硬いらしく、ダイナマイトで爆破しながら壕を掘ったそうです。それでも掘るのにかなり時間がかかったとのこと。
壕の中には当時の日本軍が使ったものがそのまま残されています。こちらは水瓶。
こちらは野戦砲。
こちらは対艦砲。10キロ以上の射程があるそうです。崖に設置されていて板長さんもこれをみつけるのにかなり時間がかかったとのこと。わかりづらいところに砲台を作るって本当なんですね。
日本海軍が使っていた瓶だそうです。ロマンがあります。
日本陸軍が使っていた茶碗。ロマンがあります。
お城の石垣風のこちらの建物は当時の発電所だそうです。
こちらの場所に機銃を設置してグアムやサイパンから小笠原上空を経由して本土に向かうアメリカ軍の飛行機に対抗していたそうです。
戦跡ツアーの周辺の風景。ジャングルです。
ランチは板長さんのご子息のお店「あめのひ食堂」でいただきました。ランチ代はツアー料金に含まれます。
この日はカツカレーをいただきました。(板長さんのご指名でオーダーが決定)
ランチの後は雨が降ってきてしまったので小笠原海洋センターへ
午前中も天気がよくなったのですがお昼過ぎから雨が降ってきてしまったので板長さんが小笠原海洋センターに連れて行ってくれました。あまり期待していなかったのですが意外にも楽しかったので小笠原に行かれる方はぜひおすすめです。カメいっぱいいます。100円でエサが買えるのですが、カメにエサをあげるのが楽しいです。
ここにも板長さんが集めた日本軍の遺品が展示されています。
まとめ:小笠原戦跡ツアーはかなりおすすめ
歴史の勉強にもなりますし小笠原の自然も堪能することができました。板長さんがどちらにも詳しいのでいろいろ質問してみるとより勉強になると思います。小笠原は海もいいですが、ぜひ戦跡ツアーにも参加してみてください。